JR西日本 美祢線 於福駅
石灰輸送を支えた美祢線。当駅から南大嶺駅までの山間部は良質な石炭や石灰石が採掘できる地域として知られ、石炭の熱エネルギーを利用して生石灰の生産や銅の精錬が行われていました。美祢線を経由して生石灰は、宇部港駅の宇部興産宇部セメント工場へ。炭カルは岡見駅の中国電力三隅発電所へ輸送されていました。特に宇部興産向け生石灰輸送量は凄まじく、最盛期には年間869万トン(1978年度)を記録。生石灰輸送で有名な秩父鉄道の最盛期、年間886万トン(1973年度)に迫る勢いでした。旅客輸送以上に貨物輸送が収益をもたらしていたことから、美祢線が運賃設定上の幹線に指定されました。
宇部興産が自社専用道を設け、トレーラー輸送へシフトしたことを皮切りに貨物輸送頻度が激減。貨物列車の老朽化や豪雨災害の影響もあり、2013年度で貨物取扱を廃止しました。一日数本程度の列車が行き来するのみの閑散とした路線となってしましましたが、沿線では当時の雄姿を感じさせる遺構が観察できます。
駅構造は相対式2面2線の地上駅。当駅で行き違いのための待ち合わせをする列車もあります。駅舎は地域交流施設として活用され、イベントなどが行われていることもあります。当駅には遠隔放送と接近ベルが導入されています。遠隔放送では、行先と両数、ワンマンである旨が案内されます。
収録情報
- 収録時期
2023年1月
- 収録場所
待合室スピーカーで録音(ガンマイク使用)
- 放送の順序
遠隔放送(到着7分前と2分前)→接近ベル
- 参考情報
遠隔放送は発車標隣のスピーカーとホームスピーカーから流れます。スピーカーの高さは2mほど。音量は小さめです。ノイズが激しいため、音質は全体的に悪いです。接近ベルは発車標本体から流れます。収録の際は、側面の通気口にマイクを向けると拾いやすいです。
【収録に要した時間】訪問回数=1回 / 累計収録時間=約2時間
音源等の使用について
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各種放送
凡例:○=フル収録 △=一部のみ収録(放送被りなどが原因) ×=未収録
○接近ベル
関連画像
当駅の風景や各種設備の画像を掲載しています。画像をクリックすると拡大画像を別窓で表示します。